りんご「倭錦」を食べてみました
「倭錦(やまとにしき)」(弘前産)
明治時代における「青森県の7大品種」の一つで、現在ほとんど栽培されていません。なんとか入手でき、大変嬉しいです。
「倭錦」はアメリカ原産のりんごで、起源は1800年代初めと言われています。
明治時代になってから日本に導入され、当初は産地ごとに名前が勝手につけられ、「46号」「蝦夷錦」「阿部7」「58号」「貴妃笑」「樋口晩」「ノ印」「出羽錦」など、各地でいろいろな名前で呼ばれていたそうです。
現代の基準で考えると、あまり美味しいりんごとは言えません。
頬につく酸味がある上に、青臭さもあります。
強い繊維質のため、食感も硬いです。
「昔はこういうりんごが食べられていたんだなぁー」と過去を考えながら、「今売られているりんごはおいしいんだぁー」と現在までの栽培技術や品種改良の努力に思いをはせながら食べるのにいいりんごかもしれません。
【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市相馬地区の地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。
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