
りんご「北斗」を食べてみました

「北斗(ほくと)」(弘前産)
弘前のりんご農家さんに「何の品種が一番美味しいですか?」と質問すると、「北斗」と答える方が多かったです。農家一押しの品種を食べてみました。

種子親「ふじ」×花粉親「レロ11」と兄弟のりんごと、りんご大学には書かれていました。青森県庁のホームページには「ふじ」と「陸奥」を組み合わせたりんごだと表記されています。このことから察するに、たぶん花粉親に関しては正確にわかっていないのだと思います。

とにかく美味しいりんごです。味が濃い!
トロピカル系の香りに濃厚な甘さが、ほかのりんごよりも強いです。さらに、果汁量も多くてジューシーです。
唯一気になったのが、私の好みの基準からすると若干果肉が柔らかいかなーという感じです。
これだけ美味しいのになぜ流通量が少ないのかというと、農家曰く、すぐ落ちてしまうからだそうです。ほかにも、ツル割れや尻割れ、芯カビ、着色不良、青実などのトラブルが起きやすく、半分以上が不良品となり、商品として流通できないため、採算がとれにくいのです…。残念でなりません。

後日、板柳町の農産物直売所でりんごを大量買いしているのを見た、出荷作業中の農家さんが「たくさん買ってくれたから、ける!」と言って「北斗」をくれました。
おそらく採れたてだったんだと思います。懸念していた果肉の柔らかさを微塵も感じませんでした。欠点が一つもない最高に美味しいりんごでした。
りんご好きの人は採れたての「北斗」を一度は食べたほうがいいです。いや、食べるべきです。
「りんごのフレーバーホイール」で表すと、下図のとおりです。


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【穗坂修基(ほさかもとき)】
弘前市地域おこし協力隊。
生まれも育ちも横浜市。Iターン者。


