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りんご農作業の最初の仕事 剪定(せんてい)

冬、青森県のりんご畑は一面雪に覆われます。そんな雪深い真冬からりんごの農作業ははじまります。

「剪定(せんてい)」です。

 

 

剪定はりんごの樹の枝を切り整えることで、樹の骨格を作ります。枝や葉が密集したままだと良いりんごが育たないため、樹の中まで日光が入るように、またこれからの農作業がしやすいように枝を切ります。

りんごの出来の7割がこの剪定作業によって決まるという農家さんもいるくらい、とても重要な作業です。

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いつも農作業をご紹介いただいているこちらの農家さんは、息子さんも後継者として就農しており、剪定作業もお二人で行っていました。

りんごの樹を見上げ、よーく観察しながら枝を切っていきます。

 

  

長年りんご栽培に携わってきた園主さんでも、剪定は難しいといいます。今年度の収量、来年度の見通し、土地・樹の状態など、様々なことを考慮して残す枝を見極めていくのですが、実際にりんごが実ってみないと分らないとおっしゃっていました。

 

 

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樹の周りには切り落とした枝がたくさん落ちていました。樹の大きさなどによって違いはありますが、こちらの樹では剪定に1時間程かかっていました。

 

剪定は最も熟練が必要な作業とも言われており、この時期になると各地で剪定会が開催され、若い生産者さんをはじめベテランと呼ばれる方も技術を学ぶために集まります。

生産者さんや土地の状態などによって剪定のやり方も多種多様のため、講習会などで勉強される方が多く、それだけ重要な仕事だと言えます。

 

まだ芽も出ていない厳寒の中、数ヶ月先の実りの秋を見据え、りんごの農作業は雪の上からスタートしました。
剪定作業は春先まで続き、その後も次々と農作業があります。雪や雨が降っても作業をする農家さんに感謝しつつ、美味しいりんごが実ることを期待したいですね。

 

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剪定作業に欠かせない道具たち

剪定鋸(のこぎり) 長い柄で高い所の枝を切るためのものと、短い柄のものとあります。

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剪定鋏(はさみ) こちらも長いものと短いものとあり、細い枝は剪定鋏で切り落とします。

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